【岐阜】橋の下の路上生活者（81）死亡、殺害の疑いも 頭頂部に致命傷の骨折 石を投げた若者らとの関連調査

路上生活者死亡　殺害の疑いも
03月30日　19時58分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20200330/3080003518.html

３月、岐阜市の橋の下で暮らしていた８１歳の男性が死亡した事件で、頭頂部の陥没骨折が致命傷になっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察は何者かに追いかけられたあと、頭を強く殴られて殺害された疑いもあるとみて捜査しています。

この事件は、３月２５日未明、岐阜市の長良川にかかる河渡橋の下で暮らしていた渡辺哲哉さん（８１）が、近くの路上で死亡したもので、警察は何者かに暴行を受けた殺人事件と見て調べています。

その後の調べで、渡辺さんは頭頂部の陥没骨折が致命傷になっていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
傷は転ぶなどしてできるものではなく、何者かに頭を強く殴られるなどしてできたものだということです。

また、一緒にいた女性が「橋の下で石を投げられて渡辺さんと逃げた」と話しているほか、渡辺さんが橋の下から９００メートルほど離れた場所で血を流して倒れていたことから、警察は、何者かに追いかけられたあと、頭を強く殴られて殺害された疑いもあるとみて、不審な人物がいなかったか捜査を進めています。

渡辺さんと女性は、３月あわせて４回、「複数の若い男に石を投げられた」などと警察に相談していて、警察が今回の事件との関連を調べています。