小津安二郎って何が凄いの？東京物語とかAIでカラー4kになったら見るからやって。京都に研究拠点

小津映画の世界観に浸る、ちゃぶ台・赤いやかんの小物も…京都に研究拠点整備へ
12/16(土) 15:02配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbad8ca97da46f3e2a34f3bc1ff2464dc7a8bddb

読売新聞オンライン
畳にちゃぶ台が置かれた内部。赤い小物の配置も小津映画の世界を模している＝NAP建築設計事所提供

　「東京物語」などの名作を残し、日本映画の黄金期を築いた小津安二郎監督のシナリオやフィルムといった資料を集める研究拠点「小津安二郎学会舎」が来春、京都市左京区に建設されることがわかった。研究者らでつくる「小津安二郎学会」が運営する。今月で小津監督の生誕120年、没後60年。小津作品への理解がさらに進むと期待される。（坂成美保）
　同学会は2010年、映像作家で映画研究者の松浦 莞二（かんじ）さんらが中心となって設立された。小津作品の独特の構図や技法は、「ベルリン・天使の詩」「東京画」で知られるドイツのヴィム・ヴェンダース監督を始め、世界の監督たちに影響を与えたとされ、在籍する十数人の研究者らが、小津監督に関する資料の収集や研究を行っている。

【写真】小津監督＝国立国会図書館「近代日本人の肖像」から

　松浦さんは古書店を通じて、演出助手が記録した小津作品「麦秋」「お 早は よう」などの撮影台本を発見。撮影終了後に音声を録音するアフレコ時に小津がわざわざせりふを変更していた事実などを突き止めた。
　同学会は、これらの成果を研究者だけでなく、世界の映画ファンに知ってもらう拠点づくりを構想。数年前から候補地を探し、海外からの訪問者が多い京都市内に敷地約470平方メートルの場所を選んだ。

　建築家・中村 拓志（ひろし）さんが手がける建物は、平屋の日本家屋をイメージしたデザイン。内部は畳敷きにちゃぶ台や赤いやかんなどの小物を置いて小津作品の世界観を演出し、関連書籍や収集した資料などを陳列するほか、研究ブースも設ける。休日に資料の一部や研究成果を一般公開する計画だ。
　京都は小津監督の代表作「晩春」のロケ地として知られ、山中貞雄監督や溝口健二監督らと親交を深めた場所でもある。松浦さんは「学会舎内部は小津映画の世界を体感できる工夫を凝らし、研究者同士の情報交換の場にもしたい」と語る。

　小津監督を顕彰する施設は、青少年期を過ごした三重県や、晩年に仕事場とした長野県などにもある。

皆様、おはぎゃー！

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