老々詐欺の時代　オレオレ詐欺の84歳受け子に実刑判決

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84歳最高齢受け子に実刑判決　「規範意識に欠ける」　
同世代から1600万円だまし取る　前橋地裁高崎支部

　特殊詐欺で現金を受け取る「受け子」として関東や関西など7都府県
で現金約1600万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた宇都宮市、
無職男（84）の判決公判が5日、前橋地裁高崎支部であった。地引広
裁判官は懲役3年6月（求刑・懲役5年）の実刑判決を言い渡した。

　判決理由で地引裁判官は「被害額は計1600万円を超えていて多額。
犯行を繰り返しており、規範意識に欠ける」と非難。「（詐欺グルー
プの中では）従属的な立場にあったとみられるものの、現金受け取り
役として重要な役割を果たした」と指摘した。

　一方で被告が高齢であることや、被告の次男が被告の生活の面倒を
見ると述べていることなど、酌むべき事情があるとした。

　判決によると、被告は仲間と共謀して昨年3月18日～6月4日、計11
回にわたり、複数の高齢者に対し、「上司の弟」や「銀行支店長の弟」
などになりすまし、80～90代の高齢者から現金計1632万円をだまし
取った。

　被告は群馬県警が過去10年間に逮捕した受け子の中で、最高齢とみ
られている。【以下略】
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https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/294802