ハンマーで近隣住民を殴り殺そうとした双極性障碍者、統合失調症を装うも実刑判決。「天の声が…」

裁判所は、男に懲役8年の実刑判決を言い渡しました。

「天の声が聞こえた」は、詐病　10年以上嫌がらせ続けたあげく　ハンマーで近隣住民殴った男に懲役8年　殺意・責任能力認める判決

判決文では、「被害者の家からの生活音がうるさいと感じていた」との被告の主張については、「被害者や被告の両親もそのような騒音はなかったと述べており、実際にはなかったと認められる」としました。

また、責任能力については、「鑑定留置の際には『天の声が聞こえた』などと嘘をついて、精神病のふりをし、罪を免れようとした。持病の双極障害は抱えていたが、責任能力に問題があったことをうかがわせる事情は、全く見当たらない」としました。

さらに、「鑑定医がパーソナリティ障害を診断したことを受けて、被告の男が善悪を判断する能力が著しく減退していたなどの弁護人の主張は、弁護人独自の見解であると言わざる得ない」とし、「そもそも処罰されるのに犯罪をするのが通常でないとういうのであれば、すべての犯罪をした者に精神障害があるという暴論になりかねない。」と、弁護人の主張に賛同できる点はないとしました。

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