【社会】暗い海でユラユラと光りまるで“幽霊”…『ユウレイイカ』県内で5年ぶり捕獲 深海に生息し目や腕に発光器

FNN／富山テレビ（2021年4月16日 金曜 午後10:05）
https://www.fnn.jp/articles/-/170947

海中でユラユラと泳ぐ姿が幽霊のように見えることが名前の由来ともされる「ユウレイイカ」が、県内で5年ぶりに捕獲されました。

16日朝、高岡市伏木沖の沖合2キロの漁場でユウレイイカが捕獲され、魚津市の魚津水族館に運び込まれました。

ユウレイイカは、地元の漁協が設置した定置網にかかり、胴体の長さを表す「がいとう長」がおよそ30センチ、全長がおよそ80センチでした。

ユウレイイカは、深海200メートルから1000メートルに生息していることが多く、目や腕に発光器という光る組織を持っているのが特徴です。

印象的な名前の由来は定かではありませんが、暗い深海で光る様子が幽霊にみえることからつけられたと言われています。

魚津水族館の記録では、ユウレイイカが捕獲されたのは今回が6例目で大変珍しいということです。

＊魚津水族館　草間啓飼育員「光るイカはホタルイカしかいないと思っている方が多いと思うが、他にも深海性のイカには光るイカがいる。このユウレイイカもその一種なので、ぜひそういったところも見てもらいたい」

ユウレイイカは、17日から2日間、魚津水族館で展示されます。