なぜアンドリュー・ワイエスは日本人に好まれるのか?生と死を「繋がり合うもの」として描いた画家の精神世界
東京都美術館で「東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展」が開幕
川岸 徹
2026.5.22(金)■なぜワイエスは日本人に好まれるのか
2009年1月にアンドリュー・ワイエス(1917-2009)が亡くなって、早いもので17年が経つ。20世紀アメリカを代表する具象画家として知られ、日本国内での人気も母国を凌駕すると思えるほど高い。
国内におけるワイエス人気の契機になったのが、1974年に東京国立近代美術館で開催された「アンドリュー・ワイエス展」。それまでごく一部の愛好家を除いてワイエスの名はほとんど知られていなかったが、40日間の会期に16万人以上が詰めかけたという。その後、ワイエスの作品は展覧会などで頻繁に紹介され、今も新たなファンを増やしている。東京都美術館で「東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展」が開幕したこの機に、なぜワイエスは日本人に愛されるのかを考えてみたい。
(※中略)
■水彩絵具の乾いた質感を好んだ
《洗濯物》 1961年 水彩、紙 76.8×55.9㎝ カマー美術館、ジャクソンビル Gift of an Anonymous Donor, Cummer Museum of Art & Gardens, Jacksonville, Florida, USA c2026 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo
《洗濯物》は故郷ペンシルヴェニア州の自邸を画題に、アメリカの象徴的な情景を描き出した作品。白壁の家、風になびく洗濯物、寝そべる飼い犬。一見、牧歌的なアメリカの日常の一コマを表した作品に見えるが、何かが心に引っ掛かる。光を受けて白く輝く洗濯物と、それとは対照的に暗く沈んだ家の窓。その窓は途中で裁断され、より強く鑑賞者の不安をあおる。
この《洗濯物》は水彩絵具で描かれたもの。ワイエスは油彩の「テカテカした感じ」を嫌悪し、水彩あるいはテンペラを好んだ。水彩画ではドライブラッシュの技法が多用されている。ドライブラッシュとは筆の水気を減らし、絵具を紙にこすりつけるようにして描く技法。ザラザラとかすれたような質感がワイエスの世界観をより際立たせている。
■代表作《クリスティーナ・オルソン》
《クリスティーナ・オルソン》 1947年 テンペラ、パネル 83.8×63.5㎝ マイロン・クニン・コレクション、ミネアポリス Myron Kunin Collection of American Art, Minneapolis, MN photo: Curtis Galleries, Inc. c2026 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo
ワイエスが夏を過ごし、もうひとつの制作拠点としたメイン州。ワイエスはクリスティーナ・オルソンという女性に心惹かれ、30年にわたって彼女自身と、彼女が暮らす家「オルソン・ハウス」を描き続けた。
クリスティーナ・オルソンは進行性の難病を患っており、ワイエスが出会ったときにはすでに足が不自由だった。だが、クリスティーナは出来る限り自分でやるという強い意思を見せる。ワイエスはその姿勢に畏敬の念を抱き、作品の中に彼女の姿を繰り返し描いている。
ワイエスの代表作のひとつに数えられる《クリスティーナ・オルソン》。オルソン・ハウスの裏口の踏み段に腰を下ろすクリスティーナを捉えた肖像画で、彼女の元には陽光が差し込み、髪は風になびいている。この時の様子をワイエスは「傷ついたカモメを思い起こさせた」と語っている。外からの光と家の中の陰。その境目に彼女は身を置き、抗うことなくただ黙って運命を受け入れようとしているように見える。
クリスティーナ・オルソンは1968年1月に息を引きとった。自然を慈しんだクリスティーナがワイエスに送った最後の手紙にはこう綴られている。「あなたが贈ってくれたシクラメンは、ふたつのピンクの色合いを持つ花が咲き、たくさんのつぼみをつけ、美しく育っています」
アンドリュー・ワイエスは91歳で亡くなるまで、写実の道を貫いた。(※中略)
ワイエスの芸術が日本人に好まれるのはなぜか。その答えは、彼の作品が何気ない日常の生活や身近な自然の中に普遍の真理を見出そうとする日本人の精神性と、深いところで共鳴しているからであろう。
(※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
JBpress(日本ビジネスプレス)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/94775
シンプルにワイエスの画風が日本画風味だからだろ
英語の教科書にワイエスの話が載っていた
「クリスティーナの世界」の絵も
進学校向けの教科書だったから
勉強した人も多いんじゃないか
自分はそれで知った
いや暇が出来ても行かないと思う
昔のハウス劇場のアニメを何故か思い出す
世界観が似てる
トーマス・マックナイト
このへんも人気あるよな
ジグソーパズル 飾ってた
凄い人だな
バスケットの大きさやズボンの丈の長さに比べて犬が小さすぎ
女性の絵は女性の背丈とドアノブの位置が合わないし、ドアの高さが3メートルくらいになる
というパロディで覚えた





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