飲酒ひき逃げで瀕死の娘は、心身に大きな傷を… 危険運転で起訴の27歳女は「気づかなかった」と否認
飲酒ひき逃げで瀕死の娘は、心身に大きな傷を… 危険運転で起訴の27歳女は「気づかなかった」と否認(柳原三佳) - エキスパート - Yahoo!ニュース■加害者は現場から消えた。なのに「ひき逃げ」では起訴されず 大阪府堺市に住む高橋美智代さん(45・仮名)からそのメールが届いたのは、2025年7月9日のことでした。『初めまして。突然のメール失礼しますnews.yahoo.co.jp
大阪府堺市に住む高橋美智代さん(45・仮名)からそのメールが届いたのは、2025年7月9日のことでした。
『初めまして。突然のメール失礼します。先月の7日、娘が飲酒運転の車にひき逃げされました。
2日後に逮捕された27歳の女は、ラウンジでの仕事帰りで酩酊状態だったらしく、6月27日、「危険運転致傷罪2条」で起訴されました。
ところが、本人が、『事故については覚えていない』と供述していることから、ひき逃げの罪には問われていません。
私たちはどうしても納得できず、新聞社やテレビ局、数社に話をしてみましたが、『娘さんは生きてるんですよね』と言われ、興味を持っていただけません』
被害に遭ったのは、美智代さんの長女・高橋琴さん(24・仮名)。緊急手術を受けた後も治験の手術、植皮手術を数回繰り返し、事故から1か月以上たったこの時点でも、ベッドから身体を起こすこともできない状態のまま入院中とのことでした。
『娘はかろうじて一命を取りとめました。医師からは、脳、臓器、骨に致命傷がなかったのは奇跡としか言えないと言われました。
でも、顔も、身体も、心も凄惨な状態で、生きる気力をなくしています。
ご家族を亡くされた方々に数多く取材されている柳原さんに相談するのはお門違いかもしれないのですが、私たちはどうすべきか、苦しんでいる娘のために何かできることはないか、そして、この極めて残忍で悪質な事件を、少しでも多くの方に知ってもらうことはできないかと思い、失礼ながらメールをさせていただきました』
それにしても、酩酊運転で人をはねた上、被害者を放置して現場から立ち去ったにもかかわらず、なぜ「救護義務違反(ひき逃げ)」の罪に問われないのか? 『覚えていない』という加害者の供述を、そのまま鵜呑みにしてよいのか……。
捜査機関の判断に割り切れない疑問を感じた私は、早速、母親の美智代さんからお話を伺うことになったのです。
被害者の琴さんが着用していたシャツ。自転車で走行中に追突され、その直後、加害車の下部に巻き込まれ轢過されたことで、穴があき、ちぎれていた(家族提供)
■夢だった海外語学留学の計画も崩れ去り…
事故が起こったのは、2025年6月7日、午前2時50分頃のことでした。
この日、アルバイトを終えた琴さんは、自転車で帰宅するため、堺市中区の道路左端を走行していました。そのとき、後方からきた乗用車が左へ進路を取り、突然、琴さんの後ろから追突したのです。
次の瞬間、加害車の下部に巻き込まれた琴さんは、左前輪で轢過され、ほとんど意識のない状態で道路中央に投げ出されました。しかし、加害者は車から一度も降りることなく、血だらけになって倒れている琴さんをそのままにして走り去ったのです。
「警察からの連絡を受けて病院に駆け付けると、娘は緊急手術を受け、意識がない状態でした。ICUで対面したときは、顔面から耳まですべてガーゼで覆われ、血が滲み、かろうじて見えた目のあたりは赤黒く大きく腫れ上がっており、目を開けようとしているのにほとんど開かない状態でした。口にはチューブが挿入され、言葉を発することもできません。でも、私たちを認識してくれたのか、涙を流しました。その涙にも、赤い血が混ざっていました……」
受傷の状態は深刻なものでした。顔には全体に擦過傷、挫創があり、頬、唇、口の中、耳など、数十針縫ったそうです。また、頬には多数の小石や異物がめり込んでいたため、それを摘出する必要もあったとのこと。歯は脱臼し、欠け、耳からは軟骨が飛び出し、全身にはいたるところに無数の擦過傷があったといいます。
「娘は、年明けに海外へ語学留学に行く予定で、学校には頭金も支払い、出発日も決まっていました。その日に向けて、勉強も、アルバイトもこつこつと頑張っていたのです。それなのに、その夢は一瞬にして崩され、どれほど辛かったことでしょうか……。
普段、滅多なことでは弱音を吐かない娘が、『いっそのこと、死んだ方が楽やった。生きていくのがつらい』と嘆くのを見て、当初は、目を離したら自死してしまうのではないかと心配でなりませんでした。でも、その後私たち家族に、『あんなこと言うてごめんね』と謝るのです。なぜ被害に遭った娘が謝らないといけないのか、本当に辛く、悲しかったです」
加害者逮捕の連絡が警察から入ったのは、事故から2日後の朝のことでした。以下は、そのことを報じる唯一の記事です。https://waryaji.com/19941-2/
●【堺市】自転車の女性が後ろから車に追突され転倒 27歳女をひき逃げ容疑で逮捕「気づかなかった」(2025.06.09/ytv)
7日大阪府堺市中区の路上で自転車に乗った女性がひき逃げされ、重傷を負う事件があり、警察は27歳の女を逮捕しました。
現場は大阪府堺市中区の市道で、7日未明通行人から「自転車が道路の真ん中で倒れている」と通報がありました。
警察によりますと、24歳の女性が自転車で走っていたところ後ろから車に衝突され転倒したということです。車はそのまま逃走し、女性は腰や背中の皮膚がはがれるなどの重傷を負いました。
その後、警察が付近の防犯カメラなどを捜査をしたところ、堺市中区に住むアルバイトの木村穂乃香容疑者(27)が浮上し、9日ひき逃げなどの疑いで逮捕しました。 木村容疑者は「気づかなかった」と容疑を否認しています。
警察が詳しい事故の状況を捜査しています。
美智代さんは、怒りを込めながら言います。
「上の記事にも書かれているとおり、加害者は逮捕直後から、『気づかなかった』と供述し、ひき逃げの容疑を否認していたようです。でも、自転車に追突し、自分の車の下に人を巻き込み、タイヤで身体に乗り上げ、引きずっておきながら、『気づかない』などということが本当にありうるのか。それほど泥酔していたということでしょうか」
日常を一変させた突然の交通事故。琴さんは追突された瞬間をのぞき、事故直後の記憶はまったくありません。しかし、激痛の中、まぶたをかすかに開いたとき、沢山の管に繋がれ、手足が抑制されていることに気づき、自分が事故に遭い、大けがを負っていることを初めて自覚したそうです。
以下は、ベッドの上でわずかに動く手を使い、揺れ動く日々の気持ちを自ら綴った琴さんの病床日記です。ごく一部ですが抜粋します。
『周りのみんなは、「生きてて良かった」って簡単に言うけど、こんな目にあってないから言えるんや。大丈夫とか簡単に言わないで。私の人生を返して。私のこの思いなんて誰にも分からない』
『これから植皮手術。また入院期間が増える。手術の痛みに耐えても、移植のために取った側の傷跡も一生残る』
『腰の傷もそうだけど、顔の傷も見たくもない。怖くて受け入れなれない。顔が写る鏡、反射する窓に目隠しして見えないようにしてもらった。顔の傷が痛い、痺れている。もう何もかもいや。身体も、心も、全部元に戻して。こんな姿じゃ外に出れない。人に会うのもいや』
『初めて腰の傷をしっかりと見た。思った以上に大きすぎた。えぐれている。何回も涙が出てくる。今も書きながら涙が込み上げてくる。本当に辛い。私を車で轢いた挙句、逃げて否認までしている相手を恨んでやる。ずっと、許さへん……』
『あのとき、死んでた方が楽やったんかな。でも、死ななかったってことは、今、死ぬときではない。耐えて、生き抜くべきなんだと。諦めへん。絶対負けたくない、負けへん』
そんな辛い闘病生活が続く中、8月末、病室である出会いがあったといいます。
美智代さんは、その日のことを振り返ります。
「10年前に大阪のアメリカ村で、飲酒運転による逆走死亡事故が発生しました。あの事故で24歳のお嬢さんの命を奪われたお母さまの河本友紀さんが、わざわざ足を運び、娘に会いに来てくださったのです。私はアメ村の事故のこと、お母様の闘いの経緯などを柳原さんの記事で何度も読んでおり、叶うことならぜひお目にかかりたいと思っていたのです」
当時24歳だった河本恵果さんが犠牲になった飲酒逆走事故について、私は以下の記事を発信していました。泥酔状態でハンドルを握り、悪質な逆走死亡事故を起こした加害者は、琴さんの加害者と同じく、20代の女でした。
繰り返される飲酒運転。この卑劣な行為が、これまでどれほど多くの人の命を奪い、人生を狂わせてきたことでしょうか。
何回もレスを分けてて
しつこい。
途中でどうでもよくなってきた。
9月6日、私は入院中の琴さんとリモートで話をしました。あの日から3カ月、とてもつらい治療と植皮手術に耐え、傷の痛みは少しずつ軽減されてきているそうです。しかし、今月予定されている初公判を前に、ひき逃げ容疑を否認している木村被告に対しては、言いようのない怒りや悔しさが込み上げるのだと、落ち着いたしっかりとした口調で話してくれました。
聞けば、琴さんは剣道三段の腕前とのこと。私も剣道の経験があるので(二段ですが)、しばし剣道談議に花が咲きました。大変な状況の中、それでも彼女が「長年続けてきた武道の精神が、私を支えてくれているような気がします」と話してくれたときには、一本筋の通った、揺るがぬ芯の強さを感じました。
「娘は事故後、偶然近くにいた方の通報によって救急搬送されましたが、もし遅れていたら、後続車にひかれていたかもしれません。今回の事件によって、娘のこれからの人生、そして、家族の人生も大きく狂わされました。でも、幸い命は救われました。ですからこれから先は、娘の望む全てのことを家族として全力で支え、叶えてやりたいと思っています。犯人には、真実に基づき、しかるべき処罰が下されることを強く望んでいます」(美智代さん)
初公判は9月17日(水)、14時20分から、大阪地裁堺支部で開かれます。この日は、被害者である高橋琴さん自身も、体調が許す限り法廷に入り、被告と対峙する予定だといいます。
危険運転致傷罪で起訴されている木村穂乃香被告は、なぜ酩酊状態でハンドルをにぎったのか、そのとき、周囲には誰も止める者はいなかったのか。そして、本件が「ひき逃げ」の罪で起訴されないのはなぜなのか……。
これから始まる刑事裁判の中で、詳細が明らかになることを期待したいと思います。
ひき逃げって本人の自覚の問題なのか?
救助しないで立ち去ったらひき逃げなのかと思ってたわ。
車に驚いて勝手にこけた場合でも事故でひき逃げのこととかあるのにな
アルバイトの分際で車で酒飲みに来てる時点で計画的な犯行だし本人が覚えていないというなら無しにするっていう意味がわからんわ
AIで顔を消したのか?
恨みを晴らすならもはや私刑しかないんだよ
誰も得しない
車しか産業のない後進国の末路
むしろ歩行者がかぶれ。
殺人事件として裁かないと
刃物持ってウロウロしてるのと同じやぞ
電動KBの「ルールわからない」の方も問題だと思うがな
せめて日本語が出来る外人を輸入したら良いのにな
一生運転させちゃいけないクズって居るんだよ
飲酒運転は死刑にすれば再犯は無くなる
日本の道路で自転車に車道走行なんてさせてたらいくらでも起こり得た話
「取り締まらない」とかいうゲロ以下の対応してないでさっさと法律上で歩道走行を原則にしろ
それか数百兆かけて邪魔な家屋には立ち退いてもらって車・自転車完全分離にしろ
それすらしないで車道走行なんて法律にしんてんじゃねえよボケ
どうせ路駐やらで1車線潰れるんだからそこを自転車・2輪用にすればいいんだよ。
繁華街とかスクールゾーンで車道狭くして駐車できない道幅にしてるやん。
犯罪もせずに真面目に生きてる人が犠牲になるのは理不尽だ
覚えていようがいまいが、現場から立ち去ったなら轢き逃げにしろよ
つまり警察関係者もお世話になってるラウンジな
だから罪が軽い
男が加害だとひき逃げついてる
本来扱ってはいけない殺人兵器を扱っているって自覚が無い
コメント