【埼玉】「小銭がないか探したのだろうか」…自販機前で相次ぎ側溝のふた外される　溝の中を物色したような形跡も

埼玉県春日部市と宮代町で、側溝の蓋が何者かによって外されたまま放置される事案が相次いでいる。見つかり始めた今年３月から１０月下旬までに、両市町で約４０件が確認されているが、市町の職員がその都度元に戻しており、「側溝に落ちる恐れもあり危険だ。蓋を開けないで」と呼びかけている。

　いずれも自動販売機前の側溝で、春日部市によると、３月下旬から１０月２５日までに約６０キロ・グラムのコンクリート製の蓋などが外され、脇に置かれたり、立てかけられたりした事例が約３０件あった。市道路管理課の担当者は「落ちている小銭がないか探したのだろうか……」といぶかしむ。

　宮代町では９月以降、町民から同様の通報が約１０件寄せられた。町まちづくり建設課によると、少量の泥が外に出ており、側溝の中を物色したような形跡がある場所もあったという。

　両市町はそれぞれ公式Ｘ（旧ツイッター）とホームページで、見つけた際の通報などを求めている。

読売新聞　2023/11/04 07:27
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231103-OYT1T50179/