日本のスポーツはもう柔道頼みしかねぇな　明日、柔道金メダル大大本命◎ 大野将平 出陣

「無敗男」大野将平、連覇への道…「覚悟を持って臨みたい」

https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210702-OYT1T50284/
　３月のグランドスラム（ＧＳ）・タシケント大会を左脚のけがで回避し、ぶっつけ本番で五輪に臨む決断をした。
約１年５か月ぶりの実戦になるが、焦りはない。「どんな段階を踏もうが、結果が全ての世界で戦っている。
７月末にベストなコンディションで、ベストなパフォーマンスを畳の上で見せるだけ」
柔道男子６６キロ級で阿部一二三が金メダル、妹・詩ときょうだい同日「金」
「覚悟を持って臨む」と連覇を誓う大野将平

　圧倒的強さで金メダルに輝いた２０１６年リオデジャネイロ五輪の後、１７年は天理大大学院で修士論文の作成に専念した。
復帰後、同年１２月のＧＳ東京大会、１８年４月の全日本選抜体重別選手権で敗れると、「終わった」などの声が耳に入った。
「ぐっとこらえて結果を残すしかないと分かっていた」。その後は３年間、公式戦無敗。
１９年の世界選手権をオール一本勝ちで制するなど、実力で雑音を封じ込めた。もはや圧倒的という言葉では飽き足らず、「絶対的な存在になる」と宣言する。

　海外勢と対戦する感覚を養うために参加した今年５月のロシア・カザン国際合宿では、
同国のリオ五輪８１キロ級王者、ハサン・ハルムルザエフら階級が上の選手と互角以上の稽古をした。
日本男子の金丸雄介コーチは「寝技にも力を入れ、さらに取りこぼしのない柔道になってきた」と舌を巻く。

　井上康生監督も、「チームの核的な存在。技術、精神面、練習に臨む姿勢など、リーダーシップを持って選手たちを引っ張ってくれている」と評価。
「特別なことをしようと思わず、そのままでいい」と全幅の信頼を置く。

　古賀稔彦や吉田秀彦らを輩出した東京の柔道私塾「講道学舎」に中学生で入門し、細川伸二、野村忠宏らを輩出した名門・天理大へ。
五輪金メダルを宿命づけられた日本柔道の伝統の重みを肌で感じてきた。

　昨年は、男子６６キロ級代表決定戦で１２月に阿部一二三（パーク２４）と対戦した丸山城志郎（ミキハウス）の稽古相手を務めた。
２４分間の死闘の末に敗れた丸山が、最後まで自身の柔道を貫いた姿は、「自分自身も人間として一つ強くなれるきっかけになっている」。
夢を絶たれた選手の思いも背負い、五輪の畳に立つ。

　柔道日本代表の五輪連覇は３連覇の野村を含め、斉藤仁、内柴正人、谷亮子（旧姓田村）、上野雅恵、
谷本歩実の６人しかいない。お家芸の系譜を受け継ぐ男は、「覚悟を持って臨みたい」と、満を持して五輪連覇に挑む。（松田陽介）

ほとんど火事場泥棒ｗ

これ以上世界に迷惑をかけないでください