岸田前首相、今後の日韓関係について「李大統領の人事や具体的な政策を引き続き注視していかなければならない」

自民党の岸田文雄前首相は8日のフジテレビ番組で、立憲民主党が内閣不信任決議案を提出した場合の石破茂首相の対応について、「私の立場から触れるべきではない。不信任案にどう対応するのかは首相が政治生命をかけて判断する話なので、首相の判断を尊重するしかない」と述べた。自民内では、首相は不信任案が提出された場合、衆院解散に踏み切るとの見方が出ている。

岸田氏は、選挙での自民の勝算を問われ、「甘くはない。世の中の雰囲気を頭に入れておかなければならない」としつつも、「一つ一つの選挙区の情勢、野党がどれだけまとまっているのか、まとまっていないかなどの積み上げになると微妙な戦いになるのではないか」との認識を示した。

また、コメの価格高騰対策に関しては「流通経路をはじめとする実態や、価格の推移の検証も並行してやらなければ今後の見通しが立たない」と指摘し、政府が設置したコメ政策の関係閣僚会議で、高騰が起きた要因や対応の検証も進めるべきと強調した。

韓国新大統領にかつて反日発言を繰り返していた李在明（イ・ジェミョン）氏が就任したことに伴う今後の日韓関係について「（李氏の）今後の人事や具体的な政策を引き続き注視していかなければならない」とした。

産経新聞　2025/6/8 09:31
https://www.sankei.com/article/20250608-24XX5XD225NBZM4BVBLSXEQOE4/