小泉防衛相、ヘグセス米国防長官との初会談で特注スカジャン贈り、日米の絆深める

※2025/10/29 15:45
産経新聞

小泉進次郎防衛相は29日、来日中のヘグセス米国防長官と東京・市谷の防衛省で初の会談に臨み、日米両国の防衛関係の強化を確認するとともに、個人的にも絆を深めあった。地元が神奈川県横須賀市で、その名がヨコスカに由来する特注の「スカジャン」を小泉氏から贈られたヘグセス氏は2人で一緒に写真に納まり、ご満悦の様子だった。

スカジャンは戦後、横須賀の米軍基地に駐留中の米兵が土産として、虎や龍といった柄の刺繍を施し、ジャンパーに仕立てたものが発祥と伝わる。

ヘグセス氏に贈られたスカジャンには、ともに鋭い視線を放つ鷹のような刺繍が施されている。小泉氏は青色で「Shinjiro」（進次郎）と名前入り。ヘグセス氏は赤みがかった色合いで、胸元に「Pete（ピート）」と特別にあしらわれていた。

小泉氏は会談に先立つ25日、視察先の海上自衛隊横須賀基地（神奈川県横須賀市）で記者団の取材に応じ、「ヘグセス氏との個人的な信頼関係を構築し、日本が自前の防衛力を強化する意志を伝えたい」と語っていた。この日の会談では、安全保障関連費のGDP（国内総生産）比2％への引き上げ目標を2年前倒しして今年度内に達成することや、安保3文書の改定を前倒しすることを説明したとみられる。

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