中国の不動産大手・碧桂園「９月２日に満期を迎える社債、３年間分割払いにさせてください・・・」

碧桂園が満期迎える社債の期限延長を提案、３年間分割支払い－関係者

中国の不動産開発業者、碧桂園は満期を迎える社債の期限延長を目指している。資金繰りの悪化が全国的に不動産債務危機を深刻化させる中、事態の緊急性が高まっていることを示唆している。

　　同社は９月２日に償還期限を迎える人民元建て債の支払い期限を延長し３年間にわたって分割で支払う案について、一部の債券保有者に打診していると、事情に詳しい関係者が非公表であることを理由に匿名を条件に述べた。ブルームバーグがまとめたデータによると、この債券の元本残高は39億元（約780億円）。

　　別の関係者は先週、碧桂園が満期の近い証券の延長を検討していると明らかにしていた。中国国際金融（ＣＩＣＣ）の複数の担当者が、債券引き受けチームが人民元建て債の満期に関する選択肢を検討するために関与していると、一部の債券保有者に伝えたという。

　　碧桂園は14日の取材に対しコメントを控えた。

　　同日に関係者が語ったところによると、碧桂園は当該社債について７回払いで返済する以下の案を検討している。

2023年10月－12月：毎月元金の２％
2024年９月：10％
2025年９月：15％
2026年３月：25％
2026年９月：44％

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-14/RZDECPT1UM0W01