リキッド大麻で10倍の濃度を摂取する「ヤバすぎる韓国セレブ」たちの裏の顔

　日大アメフト部の大麻・覚醒剤事件、東京農業大の組織的大麻所持など、麻薬汚染の定年齢化、一般人への浸透が加速している。元関東信越厚生局麻薬取締部長の瀬戸晴海(はるうみ)氏の話題作『ナルコスの戦後史』(講談社+α新書)から、世界的な韓流ブームの陰で進行する韓国セレブの驚きのドラッグ事情の最先端を抜粋して紹介する。(本文は同書の内容を一部再編集したものです)

警察の大物OBのジュニアも
　大麻汚染も韓国国内で大きな社会問題となっている。中でも芸能人や財閥三世といった金銭的に余裕がある若者たちの蔓延は顕著だ。

　2022年12月にはソウル中央地検が韓国大手の乳業メーカーである「南陽乳業」創業者の孫にあたるホン容疑者らを逮捕、起訴したと発表した。ホン容疑者はともに逮捕された在米韓国人から受け取った液状大麻を電子タバコに忍ばせて知人に販売した密売容疑に問われている。驚くべきはホン容疑者を中心とした麻薬ネットワークの全貌である。地検が割り出した販売元の中には韓国大手の金融グループであるJB金融一族の婿も含まれていた。

　しかし、事件はこれだけでは終わらない。この一件がニュースになるとホン容疑者から液状大麻を購入したという人物が続々と自首し、その数は12人まで急増。そこには元警察庁長の息子の姿もあり、韓国国内でもショッキングなニュースとして大々的に報じられている。

海外留学が起点に
　韓国の麻薬事件では、本人が初犯で自首した場合、初犯起訴猶予や罰金程度の検察処分が下ることがあり、今回、手を挙げた容疑者たちもそんな軽罰を狙った行動だと予想できる。実際、報道でも自首した人物たちが「(自らの処分を)善処してほしい」と訴えていると伝えられている。

　捜査の中で明らかになったのは大麻に溺れる富裕層グループの存在だった。今回、逮捕や在宅起訴を受けた容疑者らのほとんどがいわゆる上流階級の子供たちで、彼らの共通点は海外留学だった。容疑者らは海外での経験が接点となり、独自のコミュニティを形成。いつしか大麻の密売が盛んに行われるようになったのである。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d1ce0c0a47700ddc4975678a051d10fc3ca7d35c