【青森】津軽の女性に当たり屋情報「当たり屋グループが山口県、関西方面から来ている」／出所不明、善意の連鎖で拡散か

3/5(木) 8:45配信
Web東奥

　「当たり屋グループが山口県、関西方面から来ている」。こんな出所不明の情報が、少なくとも1980年代から全国で不定期に拡散している。無料通信アプリLINE（ライン）で、車両ナンバーが記された当たり屋情報を受け取った津軽地方に住む40代女性から2月、東奥日報「あなたの声から『フカボリ』取材班」に「とても怖いので、詳しく調査して」との依頼があった。既に「事実ではない」と確認も取れているはずだが、なぜこんな古い情報が繰り返し広まるのか。

　情報を寄せた女性とその友人女性によると、2月7日夕、子どもの柔道教室関係グループで情報が発信された。2人は「今回が初めて」「子どもに何かあったらと思うと怖い」と話した。昨今のあおり運転問題もあり「運転時はこれまでよりスピードを落とし、車間距離をとるなど注意している」という。

　文書は青森県内で複数店舗を運営する飲食店にも回っている。同店は「保険代理店情報」と説明するが、県警交通指導課の津島敏次長は「複数署に相談が寄せられているが、当たり屋グループによる被害などは確認されていない」と明言した。

　車のナンバーに詳しい青森公立大の木暮祐一准教授（地域ICT戦略論）は学生時代の1988年ごろ、アルバイト先の都内大手レンタカー店で同じような文書を見たことがある。当時、「4桁のナンバーの最初の数字がゼロというのは違和感がある」と感じた。今回の文書も「地名の後の分類番号が2桁になっているが今は3桁。そんな昔の車がたくさん走っているのは考えづらい」と指摘する。

　福島大助教授時代、当たり屋グループのうわさを研究した立命館大総合心理学部のサトウタツヤ教授（社会心理学）は「本当だと大変」「ウソだと大変」という2種類のうわさのうち、当たり屋情報は前者で、人に伝える善意の連鎖がほそぼそと続いていると説明する。

　研究では、1986年ごろに文書が出回って以降、小幅な改変を繰り返し現在に至っていることが分かった。「うわさは可視化できないが、これは形になっている面白い例」と言い、ファクスやコピーする際に書き直すことで「打ち間違えや尾ひれがつく。96年に34台で構成されていた当たり屋グループが、84台になっているのも打ち間違いでは。携帯電話の部分も後で書き加えられたもの」と推測した。

　不定期に文書が出回るのには仮説がある。「ドライバーは時代とともに更新される。情報を知らない世代が一定程度増えると驚き、拡散してしまう」。山口県や関西に「怖い」というイメージを抱く、地域差別的要因もあるとも。

　「基本的には紙の手渡しで、知っている人から知っている人に回る。LINEも知人同士であり、手渡しと同様では」と推測した上で「（当たり屋グループが）ほかの場所に早く行ってほしいという心理が働いている。うわさは幹線道路に沿って拡散されるが、文書は来ても当たり屋は来ない」と解説した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200305-00000005-webtoo-l02

嘘だったらしいなアレw

特定のキチゲェによる発信だろう
会津民の薩長への恨みがからんでそう

15年ほど前だと、すでに嘘だというのが判明して20年くらい経ってた頃