【社会】京大の元教授が“論文データねつ造” 論文の撤回を勧告

■NHK（10月15日　18時27分）
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20211015/2010012404.html

京都大学の元教授が発表した社会不安障害のある若者の治療方法などに関する４本の論文について、京都大学は、データのねつ造が行われたとして、元教授に論文の撤回を勧告するとともに処分を検討しています。

これは、１５日、京都大学の理事などが会見を開いて明らかにしました。
それによりますと、去年３月に定年退職した京都大学霊長類研究所の正高信男元教授（６６）が、おととし発表した社会不安障害のある１０代の複数の若者に、大麻の抽出成分を服用させた効果に関する論文について、実験を行う際の手続きに疑義があるという情報が大学に寄せられたということです。
このため、大学は、調査委員会を設けて去年６月から１年余りかけて調査を行いましたが、元教授は聞き取りに応じることはなく、実験データなどの提出もなかったということです。
また、被験者が実験に参加した事実も確認できなかったことから、委員会は、故意によるねつ造が行われたと判断したということです。

さらに、平成２６年から２８年にかけて執筆したほかの３本の論文についてもねつ造があったと判断し、大学は、元教授に４本の論文の撤回を勧告するとともに処分を検討しています。
大学によりますと、正高元教授から今回の調査結果に対する不服申し立ては期限までになかったということです。

（以下省略、続きはリンク先でお願いします）