【文在寅】新型肺炎で国内騒然でも中国配慮、裏に文在寅の下心 矛先変えるべく日本の「汚染水海洋放出」を槍玉に上げる韓国与党

＜植民地総督か＞
＜内政干渉するな＞
＜大使のくせに生意気だ＞

　2月4日、連合ニュースのある記事に、約5000回の「腹が立つ」ボタンのクリックと、3200件ほどのコメントが殺到した。ほとんどのコメントが、上記のような露骨な非難だった。

　今年の1月、対北朝鮮個別観光をめぐってハリー・ハリス駐韓米国大使が「米国との協議が必要」と主張した時、関連記事には似たようなコメントが殺到したが、今回の主人公はハリス大使ではなく、中国の邢海明新任大使だった。批判コメントが殺到したのは、この邢海明大使の発言を紹介した記事だ。

《中略》

　大統領府ホームページに設けられている国民請願掲示板に寄せられた、中国人の出入り禁止を求める請願には、すでに67万人の韓国人が支持を表明しているし、医師協会などの専門機関では一時的に中国人の入国を制限しなければならないという意見を発表した。

　しかし、これまで韓国政府が取った措置はと言えば、「14日以内に中国の湖北省に滞在したことがある外国人の入国制限」を4日から実施するということ、中国人専用の入国場を別途に設けるというのがやっとだった。

　ところが、中国政府はこれさえも不満でいっぱいの様子だった。4日の午前10時、赴任したばかりでまだ文大統領からアグレマン（同意）も受けてない新米の中国大使が記者会見に乗り出した。

「（韓国政府の措置について）あまり評価しない」
「世界保健機関（WHO）は旅行と交易制限を勧告しなかった」
「最も科学的で権威のあるWHOの決定に従えばいいだろう」
「中国と韓国は運命共同体として、相手の立場に立って考える姿勢が必要だ」

《中略》

　社会全体が完全にパニックに陥っており、文在寅（ムン・ジェイン）政権の苦悩は深まっている。

　大統領府ホームページに設けられている国民請願掲示板に寄せられた、中国人の出入り禁止を求める請願には、すでに67万人の韓国人が支持を表明しているし、医師協会などの専門機関では一時的に中国人の入国を制限しなければならないという意見を発表した。

　しかし、これまで韓国政府が取った措置はと言えば、「14日以内に中国の湖北省に滞在したことがある外国人の入国制限」を4日から実施するということ、中国人専用の入国場を別途に設けるというのがやっとだった。

　ところが、中国政府はこれさえも不満でいっぱいの様子だった。4日の午前10時、赴任したばかりでまだ文大統領からアグレマン（同意）も受けてない新米の中国大使が記者会見に乗り出した。

「（韓国政府の措置について）あまり評価しない」
「世界保健機関（WHO）は旅行と交易制限を勧告しなかった」
「最も科学的で権威のあるWHOの決定に従えばいいだろう」
「中国と韓国は運命共同体として、相手の立場に立って考える姿勢が必要だ」

《中略》

中国大使の擁護に躍起の大統領府
　この邢海明大使の記者会見に対して、韓国のネット民らはもちろん、メディアからでも中国の態度を非難する声が出てきた。

　すると大統領府では、「全体的な脈絡で理解してほしい」「韓中間で緊密に協力して解決しようという趣旨」と釈明した。

《中略》

　一方、与党の共に民主党は、なぜか中国の新型肺炎ではなく、日本の汚染水の放出を連日問題視している。

「日本政府が原発汚染水を東京五輪が終わった直後、本格的に放出することを決めたというニュースが聞こえてくる」「日本政府は全人類に大きな過ちを犯す行動を直ちに止めるべきだ」（李仁栄・共に民衆党の院内代表）

「この時点で無断放出するのは相手国などに刃を向けるようなものだ」「日本という国の水準が疑われる」（尹寛錫・共に民主党の政策委首席副議長）

「日本は直ちに（汚染水放出方針を）取り消し、透明に（情報を）公開せよという国際社会の声を聞かなければならない」(朴柱民・共に民主党の最高委員)

　朝鮮日報は5日付の社説を通じて、文在寅政権と与党のこれらの行動の理由について次のように分析した。

「金正恩氏の総選挙前の訪韓が水の泡と消えると、今度は習近平主席の訪韓にしがみついている。そのため、中国から来る（外国人の）入国制限を拡大すべきだという専門家らの要求を『政治的』と非難する。国民の健康より（選挙で）票を得ることを優先している人たちは果たして誰なのか」

李 正宣：ソウル在住ジャーナリスト
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59241

何十年も前から繰り返されてきた光景だねえ。

何これ？