【原宿】竹下通り暴走、懲役２０年求刑　一生介護が必要な被害者も　弁護側は無罪を主張

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4213273.html
おととしの元日、東京・原宿の竹下通りで車を暴走させて８人に重軽傷を負わせたとして、殺人未遂などの罪に問われた男に対し、検察側は懲役２０年を求刑しました。

　無職の日下部和博被告（２３）は、２０１９年の元日、ＪＲ原宿駅前の竹下通りで車を暴走させ、歩行者８人をはねて殺害しようとした殺人未遂などの罪に問われていて、初公判で「一人でも多くはねようと思ったが、殺意はなかった」と起訴内容を否認しています。

　３日の裁判で検察側は、「事故の後遺症で、一生介護が必要な生活を強いられることになった被害者もいる」「『死刑制度に反対する』という主張からテロを起こして一般人を犠牲にするという動機は身勝手極まりなく、強い非難に値する」と指摘し、日下部被告に懲役２０年を求刑しました。これに対して弁護側は、「統合失調症の影響がある」として無罪を主張しました。

　判決は来月１７日に言い渡される予定です。