【加藤厚生労働大臣】ＰＣＲ検査 「高熱」「平熱」など相談 受診の新目安を近く公表

新型コロナウイルスのＰＣＲ検査をめぐり、これまで「37度５分以上の発熱が４日以上続く場合」などとしてきた相談・受診の目安について、加藤厚生労働大臣は、新たに『高熱』や『平熱』の場合などに分ける形で目安を見直し、近く公表する考えを示しました。

加藤厚生労働大臣は６日、神奈川県が進める「神奈川モデル」と呼ばれる医療体制のうち、中等症の患者が入院する「重点医療機関」に指定されている医療機関を黒岩知事と視察し、関係者と意見交換を行いました。

このあと加藤大臣は記者団に対し、新型コロナウイルスのＰＣＲ検査をめぐり、これまで「37度５分以上の発熱が４日以上続く場合」などとしてきた相談・受診の目安について「自宅などで体調が急速に悪化する事例なども出てきているので、専門家や医療関係者、保健所の方々に素案を出して意見を聞いている」と述べ、見直しを進めていることを明らかにしました。

そのうえで「37度５分以上という目安を無くすというより、『高熱』という概念と『発熱』という２つの概念を出す。『高熱』だと思った方はすぐ検査に行っていただく。『平熱』も人によってそれぞれなので、その中で判断してもらうという書き分けをする」と述べ、新たに『高熱』や『平熱』の場合などに分ける形で目安を見直し、近く公表する考えを示しました。

一方、加藤大臣は「雇用調整助成金」の申請手続きについて、従業員20人以下の事業者については、一部簡素化することを明らかにしました。

2020年5月6日 12時13分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200506/k10012419171000.html