【お酒】健康志向で 初の「糖質ゼロビール」、酒税法改正で各社販売強化…

新型コロナウイルスの影響で家飲み需要が高まるなか、飲料大手各社がビールの販売強化に乗り出しています。背景には、１０月に控えた酒税法の改正がありました。

　キリンが２７日に発表したのは、日本初となる「糖質ゼロのビール」です。本来、ビールは麦芽由来の糖質が多く、味を保ちながら糖質ゼロにするのは難しいと言いますが、今回は糖質を減らすのに適した麦芽を選び、通常のビールと比べて元気な酵母を使うことで、糖質をゼロにすることができたといいます。

　「のどごしがすっきりとしていて、ごくごくと飲めるような感じがします」（記者）

　新商品を投入するのには、２つの背景があります。１つ目は「健康志向の高まり」です。新型コロナの影響で外出の自粛や在宅勤務が増え、健康を意識した商品が人気となっています。２つ目は、「酒税法の改正」です。政府は、今年１０月から段階的に「ビール」を“減税”する一方、「発泡酒」と「第３のビール」については“増税”し、６年後に統一します。

　「ビールを選ぶことが多くなるかもしれない」（スーパー利用客）
　「『第３のビール』は値段が安いから買っている。（ビールが）安くなるなら買っていきたい」（スーパー利用客）

　各社とも、この酒税法改正を睨んで、ビールの販売強化に乗り出しています。アサヒビールは「鮮度実感パック」のパッケージをリニューアルし、新しく製造日を記載。自宅にいながら、“できたてのうまさ”が味わえるとアピールします。

　一方、サントリーは、プレミアムモルツのケースに「サーバー」をつけて販売。「注ぐたのしさ」で差別化をはかります。サッポロは、赤星の名で知られている「ラガービール」の缶商品を数量限定で発売します。

　支持を得るのはどのビールなのか、競争は激しくなりそうです。

27日 16時26分
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4063537.html

やっぱプリン体カット麦酒なら大丈夫なのかな