自民党員「石破をおろしたいが後ろから総裁を撃つようなクソみたいな真似はできない…

＜政治部取材メモ＞「後ろから鉄砲」は石破氏の専売特許　首相おろしに動けない自民の呪縛
https://www.sankei.com/article/20250502-DY4B3CVAQNOMVJRTUIXE5TC2AU/

石破茂首相（自民党総裁）は内閣支持率が3割台に低迷し、7月の実施が有力な参院選に向け自民党議員の不安は尽きない。それでも反石破の有力議員たちは今のところ「石破おろし」に動かない。と言うより、動けない。時の総裁に後ろから鉄砲を撃つなんて卑怯な行いである－という過去に自らが作った呪縛にとらわれているように見える。

旧安倍派の中堅議員は最近、記者に「石破さんを降ろせる人はいない。参院選も石破総裁で戦うしかない」と語った。石破氏の政敵だった安倍晋三元首相に近く、石破首相に批判的な議員だ。

昨年10月の衆院選で与党が過半数割れに陥った直後には「石破さんは完全に詰んだ」と早期退陣を予言していたが、180度変わった。自民党議員による石破首相批判は、執行部や主流派から「自民党が選んだ総裁だと分かっているのか」（党幹部の一人）、「文句があっても苦しいときに支える姿を」（小泉進次郎前選対委員長）と苦言が呈された。